<< 新酒 直汲みなど々・・ | main | 東近江市の蔵元 直汲み仕様 >>
2018.02.12 Monday

百済寺樽 物語

0

    「444年の時を経て, 幻の銘酒「百済寺樽」復活プロジェクト」
    と銘打ってなりものいりで話題をさらった百済寺樽。

    発売即日で完売となりました。

    《序章》
    同じ東近江市といえどプロジェクトに関し当店はまったく関わりが無かったので、
    お客様からの情報のみでしたが、百済寺の若奥様に会いに行った時、たまたま比嘉彩夏さんに出会ってお話をする事ができたので、思い入れが強くなったとは思う。
    若くて可愛かったのも一理ある。
    しかし前情報からすると本数が少なく、ご案内は難しいかな?
    とは思ってはいた。

    《起》
    ドンドンお問合せとご予約は入る。
    ほぼほぼ1800mlは予約で完売、720mlは細々と店頭売りのみかな?
    なんて思う所に金曜日に入荷!
    たまたま某蔵元営業が当店に油売りに(笑)来てて、
    全部販売したいけど(笑)なんとなく見栄きっちゃってさぁ〜、
    私 「おう、どうサンプルは無いやろし一緒にきき酒してみる?」
    営業「よろしければ!」
    商品をスポッ!と開栓・・・

    《承》
    穏やかな土曜日午前、外回りや配達などなど・・。
    妻から電話で「マーガレットステーション(百済寺樽のメイン販売所)さんから、お酒完売したからウチにお客様きてもらって良いですか?」との事。
    はぁ〜?完売てホンマかいな、あそこ200本近くあったんとちゃうの?
    「電話ジャンジャン鳴ってんねん、帰って来て!」
    とりあえずご予約分はどけておいて、残った720mlを店頭に並べる。
    もう予約や取置きは聞くな、御取り置きすると入れ違いで足らなくなる危険がある。
    店頭販売だけにしょう、と妻に言って配達に出た。
    その後もマーガレットステーションから在庫確認の電話が何度かかかってきたらしい。
    とその時「わしは守山なんじゃ、今からそちら(永源寺)に行って無かったら困るので、なんとか取り置きしてもらえんやろかのう・・・」ご高齢の方からの連絡に妻は自己の判断で取り置きをした。
    これはマズい、喜多酒造初めての酒米玉栄、もっと大桝屋のお客様にご案内したいと思っていたのだが・・・

    《転》
    SNSやテレビ放送など、取り上げていただくと言う事は恐ろしい。
    入手困難とか幻の酒などと言う商品には全く興味がないし、それをあえて私が販売したいとも思わない。それは都会の酒屋さんが売ればよい。僻地大桝屋は大桝屋独特の商品があれば良い。まぁ屁理屈はともかく振り回された週末、百済寺樽のみを買われたお客様の後姿に寂しさ感じた・・
    ムーブメントに乗るのでは無く、ムーブメントは造るもの。
    たかが酒類小売販売業、あくまで酒屋は生産するのではないのでそこぐらいは拘りたい。

    《結》
    ・無事守山のお客様は来れたらしい、妻いわくあの高齢で車で来られたとは信じがたい。
    その軽車両は数箇所ボコボコにへこんでいたらしい。
    ・百済寺樽は現在以前から聞いていた大桝屋のお客様の取置き分のみ存在する。
    ・百済寺樽は秋に火入れが販売される。
    ・比嘉彩夏さんは現在新婚さんで人妻である。


    高価な黒瓶、レッテルからしつらえが良い、これで1,350円(税込)、よくある手抜き感が全く無い。
    清水と呑んだ(きき酒)した百済寺樽の味わい?
    松瀬酒造の酒は松の司の味わい、大治郎は全部大治郎の味わい、
    百済寺樽もいかにも喜多酒造が仕込んだ味わいが醸し出ている、果実香はないもののあたりはよくキレもよい。ややまだ固さが感じるのであと一月ほど置いた方がもっと丸くなるのではないだろうか。


    なんて言ってももうこの開栓した商品しかない、どうしてもきき酒したい方は大桝屋にございます。

    喜多酒造の来期仕込みでは、酒米玉栄の商品を他にも造っていただきたい。
    2018.05.17 Thursday

    スポンサーサイト

    0